1st「STEPPER’S DELIGHT」
1st「STEPPER’S DELIGHT」それはフリーダムのはじまり。
この曲について
メジャーデビューシングルとしてリリース!
この曲は2001年3月22日にリリースされた、リップスライムのメジャーデビューシングルです。
2001年3月って、どんな時代?
曲がリリースされた時代背景について調べたところ、舞浜駅にディズニーショップの「ボン・ヴォヤージュ」がオープンしたり、ユニバーサルスタジオジャパンが大阪市に開業したりと、なんだか日本全体が楽しいことにウキウキした気持ちで溢れている、明るい未来を思い描いている時代のようですね。個人的に、リップスライムの歴史がUSJの歴史より長いのか!と、ファンさながら関心してしまいました。
そもそも「STEPPER’S DELIGHT」ってどういう意味?
多くのファンが疑問を持っているらしいけど・・・
色々調べてみましたが、「コレ!」という明確な答えは見つかりませんでした。
ちなみに、「STEPPER’S 」で検索したところ、「STEPPER’S DELIGHT」が検索結果にトップ表示されたので、このキーワードはリップファンが一番良く知っているのでは?と、謎の特別感を抱きました。
MVを見る前に、曲名の意味を考えてみた
いったん「STEPPER’S =リズム刻む奴ら」の「DELIGHT=喜び」と、個人的に解釈したいと思います。時代背景も考慮し「メジャーデビュー!わっしょーい!」と明るい気持ちが溢れているような雰囲気を感じ取りつつ。この後の考察の中で、新たな答えが出てくるかもしれないので、ひとまずここでは「リズムを刻むことってこんなに面白い!」という表現をしているのだと、考えたいと思います。
早速、MVを観てみよう!
いざ考察!
いつもゆる~っとフリーダムな状況で曲を聴いているからか、改めて考察しながら観ようとすると、なんだか緊張してきました。でも、圧倒的にワクワクする気持ちが上回っています。
この楽曲は約4分44秒ありますが、一体どんな魅力が隠れているのでしょうか?早速、MVをみていきたいと思います。
まずは犬がお出迎え
冒頭5秒間、右下から犬がゆっくり歩いてきます。すごく何気ないことですが、改めて見るとなぜ犬?となりますね。
その後、ミュージックがかかり始め、ボヤけた映像からメンバーが何かを運んできます。(後ですぐわかりますが、卓球台とかDJセット?とかを運んできているようです。)そして、愉快にステップを踏む足元のアップ。もうこの時点で自信満々な彼らのスタンスが溢れ出ています。バカボンテイストにイラスト化された彼らのアニメーションがちょくちょくカットインされていますが、このキャラクターが本当に愛らしくて、とても好きです。
フリーダムスタイルの始まり!
25秒間のイントロが終わると、早速歌い始めました。このゆるい表情とリズムに乗った感じ、まさにフリーダム!
やっぱり女だったか。と思わされる
35秒目からソロラップがスタートします。まずはリョージ君。リョージ君の歌詞をざっくり考察すると、盛り上がっているクラブで、狙った女性に向けて自信満々に自己アピールをしている様子が伺えます。若気の至りでしょうか。単純に楽しそうです。今更ながら、男女の関係をエンターテイメント性高く歌で表現していることに気づきました。
メンバーもびっくり!?髪の毛を刈り出すペス君!
ペス君の歌詞も、女の子を誘惑していますね。リョージ君の歌詞から繋がって、順調に女性との関係が進んでいるようです。(何を語っているんだか。)この場面から、服装がオレンジ色のツナギ?からアングラっぽいグレーの服装になりました。このグレーの服装をみると、個人的にデビュー前のMVを思い出してしまいます。(その曲はまたの機械にお話したいと思います。)
そして、衝撃的なのは、なんと!ペス君が自ら髪の毛を刈りだします!!メンバーの顔が、リアルに「え?何やってんの?」という感じですね。(メンバーは事前に知ってたのか、知らなかったのか。。)
おしゃれな雰囲気を漂わせるSUさんの色気
順調に進んでいたと思われる女性との関係ですが、SUさんの歌詞を聴いてみると、上手くいっていないようです。というか、女性が変なカマをかけているような。。「本気で遊びを楽しもうぜ?中途半端なのはイケ好かないな。」と、男らしくバシッ!とズバッ!と言ってくれるSUさんの歌詞は、なんだか気持ちが良いですね。ピンク色?のサングラスをかけながら、音色も少しおしゃれな雰囲気になり、曲が中盤に差し掛かってきました。
クールすぎるイルマリの眼差しに、納得せざるを得ない
サビが終わるとイルマリのパート。歌詞を聞けばすぐわかりますが、この後どうするか決断を迫られていますね。もう、この表情を見れば、恥ずかしながらも「・・・はい(ハート)」というしかなさそうなのですが。。皆さんはどうでしょうか?
ノリノリすぎるリョージ君、再登場
実はソロラップの開始時点でも思ったけど、リョージ君のフレームインって華麗過ぎる。尊敬の意味を込めて笑ってしまいます。ここら辺になると、メンバーが自由奔放にリズムに乗って踊っていて、楽しさMAXな彼らを見ていると、見ている側も勝手にテンションが上がってきます。ここの歌詞はあえて触れません。イルマリの時に答えが出ていますからね。
あとはもう、リズムに乗るしかない!
前半から盛り上がってきて、気がつけば曲の終盤になってしまいました。あとは、曲のリズムに乗って歌って踊るだけです。片足だけ裾をまくったペス君。この時はお茶目にみえますが、そのあとすぐに、メンバーに囲まれながら髪の毛を丸刈りにされていきますが、それでも本当にメンバーが楽しそうです。
MVを見終えて
最後に現れるメッセージって?
丸刈りにされたペス君とテンションハイになったメンバーのダンスで終わると思いきや、日本男児風の格好をしながらキレの良い動きを見せてくれた男性が最後に映っていました。ただ、この人はメンバーじゃないとのことですが。こういうジョーク(オチ)を作れる、この遊びゴコロにセンスを感じます。
DJフミヤについて
「楽曲が好き=4MCのリリック(歌詞)とDJフミヤの音遊びが好き」ということを伝え忘れていました。フミヤ=サングラスのイメージがついてしまっているので、サングラスなしのフミヤが観れる貴重なMVです。これから他の楽曲を考察する中で、いつからサングラスをかけ始めたか、チェックしていきたいと思います。
それで結局、何が言いたい曲だったのか?
MVをみる前にいろいろ考えていましたが、結局は彼らのスタンスを歌った曲のように思いました。フリーダムでいいじゃん!理由なんてない!こんな感じで、欲望のまま、リズムに乗って行こう!という、「自由さ」を感じられる曲です。
フリーダムを語ることがフリーダムらしくないのはわかっていますが、あえて考察したことで改めて感じ取ることができました。「やっぱりリップはメジャーデビュー曲からセンスある~クオリティ高い~」と感じられて、よかったです。
ぜひ皆さんも、MVを観ながら・聴きながら、リップスライムのフリーダムを体感してみてください。